主山の麓に位置した抱川アートバレーは1960年代後半、韓国の代表的な花崗岩採石場だった。 しかし、90年代半ばから良質の花崗岩(抱川石)が生産されなかったあと、環境が破壊されたまま、陰惨な閉採石場に包まれているが、抱川市で国内初のエコ文化芸術空間と造成したところだ。 当時、採石場は花崗岩の枯渇によって閉採石場に放置されており、それについての活用案として、2009年10月のフォーチュンアートバレーとして再誕生させることとなった。
抱川石と呼ばれていたアートバレーの花崗岩は,韓国でも非常に有名な石碑であり,今でも周辺の様々な採石場で開発されている。 この花崗岩は約1億9千で1億5千年前に最も激しい火成活動とされる大寶造山運動によって生成されており、この時期に大規模のマグマが数回貫入して形成した花崗岩類を大寶花崗岩という。(キウォンソのほか、2005;ファンジェハ、キムユホン、2008)。
アートバレーにみられる特徴的な地質構造は切離発達によるトル(Tor,タプバウィまたはセンバウィ)がある。
トールは地下で圧力を受けていた岩盤が地表に露出するとき,その圧力がなくなり水平·垂直分離が発達することになります。その後,節理に従って水と風などによって風化が進み,ざんせき(saprolite)および磨沙となる.。このように球狀風化(spheroidal weathering)された岩石の新鮮な部分は岩塊として残っているが,これをトルラという。
アートバレーは他にも塩基性岩脈,花崗岩の風化過程(岩石の土壌化),切断すると表面剥離現象など多様な地質構造が現れ,教育的にも非常に価値の高い名所と言える。